フロイトの弟子と旅する長椅子
2007年8月18日 読書
大好きダイ・シージエ。
莫という精神科医の話。
どっかの新聞の書評に「プラスティックコメディー」とあった。
どの部分がプラスティックなのがイマイチ分からないけど、
前作の恋愛小説とは一味違った、ユーモア小説。
こういうタイプの小説も好き。
カフカ、ユゴーなど出してくるあたりが著者の知的部分。
やっぱり視点がフランス映画で描写的。妄想させてくれないもん。
フランス譲りなのか、ちょっとしたアイロニーもなんか好き。
文革の爪あとなど自国の暗い部分をも躊躇せず書き出す所も。
…まぁ初恋の君であり現在は囚われの身のお姫さまを助けたい。
その為には悪人に賄賂を渡さなきゃってこと。
で、その悪人が「処女とヤリたい」っていうもんだからその処女を
差し出してくれる女を捜しに出るっていう設定なんだけど…
旅っていう割にはなんか近所周辺で終わってないか?笑
夢分析、精神分析って割には「夢占い」で終わってる気がする。
でもね、莫のこのフラフラとした地に足着いてない感じがイイの!
一生懸命マジメに親切にすればするほどなんか上手く行ってないし、
居るよね、こういう人。
頭もいい、性格もまじめで悪い人じゃないけど、どっかズレてる人。
なんか、世界が違う人。
これを映画にするなら本木雅弘を是非。
そんなイメージです。
莫という精神科医の話。
どっかの新聞の書評に「プラスティックコメディー」とあった。
どの部分がプラスティックなのがイマイチ分からないけど、
前作の恋愛小説とは一味違った、ユーモア小説。
こういうタイプの小説も好き。
カフカ、ユゴーなど出してくるあたりが著者の知的部分。
やっぱり視点がフランス映画で描写的。妄想させてくれないもん。
フランス譲りなのか、ちょっとしたアイロニーもなんか好き。
文革の爪あとなど自国の暗い部分をも躊躇せず書き出す所も。
長くフランスに滞在し、フロイト派の精神分析学を学んだ莫(モー)は意気揚々と故郷へ帰り、中国初の精神分析医になろうとしていた。ところが、大学時代に片思いをしていたフーツァンが政治犯として投獄されているのを助けるため、処女探しの旅に出掛ける羽目になってしまった。。
…まぁ初恋の君であり現在は囚われの身のお姫さまを助けたい。
その為には悪人に賄賂を渡さなきゃってこと。
で、その悪人が「処女とヤリたい」っていうもんだからその処女を
差し出してくれる女を捜しに出るっていう設定なんだけど…
旅っていう割にはなんか近所周辺で終わってないか?笑
夢分析、精神分析って割には「夢占い」で終わってる気がする。
でもね、莫のこのフラフラとした地に足着いてない感じがイイの!
一生懸命マジメに親切にすればするほどなんか上手く行ってないし、
居るよね、こういう人。
頭もいい、性格もまじめで悪い人じゃないけど、どっかズレてる人。
なんか、世界が違う人。
これを映画にするなら本木雅弘を是非。
そんなイメージです。
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