Pay day!!!

2005年9月30日 読書
ISBN:4101036225 文庫
山田 詠美 新潮社 2005/07 ¥620

日記のカテゴリーの欄に読書が少ない。
「オマエ、司書志望だろ?本読むのか?」
って疑われる方も多々と思うのでたまには…。

でも、言い訳…
本も好きだけど画集とかCDとかの方が好き。

今回の作品は新幹線の中でさくっと読める感じ。
詠美さんにしてはやや軽めの内容のような気がします。
なんというか爽やか!!!
ちょっと陰気なイメージを持ってた方はいい感じに裏切られたのでは!?

双子の思春期の兄妹の成長を恋愛や家族を通して書いた作品です。
9・11という重い内容をTURNING POINTとして
彼らを取り巻く環境は激変するのですが、
これから政治、宗教など何かを訴える作品ではなく、
一つの事件をきっかけに思春期から青年期への心の変化を書いたのでは?
と私は思います。

「心の中で、もう一度生きてもらうためには、知っておかなきゃ
 いけないことだってあるだろう」
それは、母はもういないという事実を今度こそは
体に叩きこむことに他ならない。

ここから新たな世界が開かれていくのでは?と感じます。

ということで、私がレファレンスするなら中学1〜2年…
最近は小学生の高学年も早熟ですし…その子を対象にしたいかな?
女の子男の子関係なくこれから恋愛していく子の参考書、
また、けんかして家族を兄弟を見つめなすきっかけになればと。
山田詠美という作家をしる、ちょっと長めの小説を読んでみる
そんなちょっとしたきっかけ作りに最適な本だと思います。

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